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良則良則

押忍!空手バカ30代の良則です!

38歳でまだ悪あがきをしている空手家です。

■伝統派では大切な型の練習

伝統派と言われる空手の諸流派では、型の練習を重視しているところが多いものです。

昨今、試合を重視するためか、組手の選手、形の選手と分け、はじめっから片方の練習をしないというところも出てきています。

これは、私のような者から言わせれば、空手の自殺行為と言えると思います。

でも、空手をスポーツととらえる人に言わせると「勝つために有効な練習に傾斜して何が悪い」という答えが返って来るかもしれませんね。



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■空手の古くて新しい問題

2009_09_25_01
さてさて、そうなるといつも言われる、古くて新しい問題「空手はスポーツか武道・武術なのか」という二者択一問題。

スポーツとはそもそも「楽しみ」で行うもので、他との「競争」があり、「勝敗」を決せないと成り立たないものです。

武道は戦場や日常生活の中で、身を守るために相手を倒す技術として発展し、その後自分自身の特に精神を鍛錬することとして体系化されたもの、と考えて良いでしょう。

現在の一般的な空手の認識としては、「空手はスポーツでもあり、武道として人間形成の手段でもある」となるのではないでしょうか。



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■空手を使わず一生を終える?

空手を護身の最後の術と考えれば、一生空手の技を使わずに平穏に生活し、人生を終えるということこそ素晴らしい、となると思います。

つまり、長い人生の中で、なにかと苦しい時に、空手の練習で培った頑張る心や我慢する心、また大胆に一気呵成に前へすすむ心を持っていれば、大きな争い事に巻き込まれることもなく、最後の手段である空手の技も使わなくても良い。



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■空手を習ったことで堂々と

「護身術」
しかし、突発的に何かが起こった場合、空手で培った技で、とっさに身をひるがえし、また護身の術を持たない弱者を救うということができるという。

自分がないために、間違った事態に対して正しいことが言えないということでなく、相手が暴力に訴えてきても、自分で自分の身を守れる自信があれば、間違っているものは間違っていると堂々と主張できます。

■様々なシーンを想定した型で

さて、一戦を交えるとなった時、相手が徒手空拳であるとは限りませんし、また相手が1人とも限りません。

こうした様々なシミュレーション対応するのが型です。

ですから、型を練習する時は、型で使う技の練習はもちろん、どういう状態でどの技をどう使うのかをしっかり頭に入れて練習することが大切です。

空手を単なる競技として行うのではなく、武道として自分を鍛え磨くものとしていく上で型の練習は欠かせません。

組手だけやって「俺は強えーだ」と思っている、キミ! 敵は一人だけで来るとは限りません。素手でかかってくるとも限りません。

ましてや、危なくなったら審判が「やめ」をかけてはくれないんですよ!実践は・・・

■型を練習するにはまず立ち方から

「空手 立ち方」
今日、伝統派空手界においては型の練習はとても大切なものとして取り組まれています。

しかし、今日入門して即、型の練習とはなりませんね。

まずは何といっても立ち方です。

どんな技に対して、どんな立ち方をしたら良いかがわからないと何もできません。

動き時にも、どんな足運びをしたら良いかわからないと動けませんからね。

まずは、一通りきちんとした立ち方を覚えてから型の練習に入りましょう。

■優秀な子ほど注意が必要

そのさい、ちょっと技を覚えてから、型の練習に入るので、独自の解釈・理解から、その子のクセが出てしまう場合があります。

例えば、突きにすると、はじめはゆっくり動かして「極め」のところだけスピードをつけたり、力を入れたりする。

床を踏み鳴らして大きな音を出して力強く見せようとする。

道着をたたくように引手を取って音を大きく出そうとする。

必要以上に息の音を出したり、やたらに長い気合を使ったり・・・。

これらは、使える技でなく「見せる技」になってしまっています。

■カブキになる子供たち

「歌舞伎」
「見せる技」を私は「歌舞伎」「新国劇」と言ってからかっています。

「ヨ!、きまった。団十郎か?」「そんな、見え切っていたら、やられちまうぞ」といった調子で。

これらは、子供なりに、技を早く見せたい、力強くやってみたいという思いからやっていることですので、無下に「そんなやり方ではダメだ」としかり飛ばしてばかりではいけないと思います。

勘の良い子に限って、すぐこうした技の使い方になりがちですので、注意が必要です。

そういう子には、型の中の技の意味をよく理解させ練習することも大切です。

型競技の判定基準の中に、型の正しい理解があります。

例えば、腕の肘からまげておなかの前に出す動作も、鍵突きとして出すのか、水平構え、水流の構えとして出すのかによって、見た目同じ動作でも全然違ってきます。

その辺を子供たちには繰り返し説明することが大事です。

■型の技を組手に使えてこそ

「組手 多人数 空手
そのためには2人1組や3人1組で、その型の想定している場面を作らせ、実際に動いて技を確認させるのが有効です。(大人でも面白い)

その中で、組手でも使える技を発見したり、自分の力量が不十分で型どおりの技ができないことが確認できると、空手の面白みが出て、基本練習の励みになったりする場合があります。

空手の型の練習は、型がうまくなるための練習でもありますが、本当は型の練習を通じて空手がうまくなる、空手を強くするということを理解させるようにしていければと思います。

子供たちは子供ながら、一生懸命に空手をやっているのですから。

押忍



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