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押忍!日本一を目指す、空手バカ30代の家康です!
今回は少し細かい話になりますが、上段回し蹴りの軌道についてお話したいと思います。
皆さんももうご存知だと思いますが、回し蹴りは直線ではなくて曲線。
ストレートではなくて、カーブ、フック。
横から回しこんで蹴る蹴りです。
ちなみに当てる部位は、古い空手だと中足(上足底、前足底)。
近年の競技空手だと背足、フルコンではスネも使います。
1、通常の上段回し蹴り
先ずは通常使われる回し蹴りです。
全身のひねりを使い、軸足、腰が回転して、蹴り足のヒザは外側から回しこんで、最後にヒザ先を開放して蹴り込みます。
野球のバッティングフォームを足に置き換えて考えた方が分かりやすいかもしれません。
理想としては最大限に力をタメて、最大限に開放する事です。
ただ実際のスピードのある組手では、最大限といえる程のオーバーモーションでは間に合わないので、最大限の6~8割のタメを使ったモーションだと考えていいと思います。
基本的には、ヒザは外側から回しこむアウトコースからの蹴り方です。
ただ少し距離がある時に、素早く蹴る時などは、ヒザを正面(インコース)から蹴る事もあります。
先ずは大別すれば、アウトコースから、インコースからの蹴り方があります。
ちなみにテコンドー、キックボクシング、伝統空手など遠い間合いから蹴る時は、ほとんど直線的にインコースからの蹴りが多いです。
また通常の正面からの蹴りだと相手から軌道が読まれがちの時は、先ず自分がインサイドに入り込み、相手とすれ違う感覚で回し蹴りを決める事もあります。
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2、縦蹴りの軌道
通常の軌道の回し蹴りでは、現代のほとんど選手は目が慣れていてなかなか決まりづらい所があります。
それで選手によっては軌道を変えた回し蹴りを使う事があります。
塚本徳臣のマッハ蹴り、フランシスコ・フィリオを始めとするブラジル極真が使うブラジリアン・キック等がそうです。
縦蹴りとも言われます。
軸足、体の回転を大きく使い、横からではなく、縦状に上から下に振り下ろすように蹴ります。
或いはもっと変則的ではありますが、正道会館の子安慎悟選手が使う子安キックもあります。
カボエイラに非常に似ていますが、片手を地面に着き、逆立ち状態から上から蹴り落とします。
私はあまり有効だとは思いませんが、通常の軌道の蹴りに慣れすぎている前進形の相手に対しては、むしろ意表をついて決まる可能性があるのかもしれません。
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3、軌道の変化で他の蹴りにつなぐ
またフェイントで、相手に読まれないように蹴るために蹴りの軌道の途中から蹴り方を変える事もあります。
途中まで前蹴りの軌道で、途中から回し蹴りに変える。
これはインコースからの回し蹴りと似ています。
或いは逆に、途中まで回し蹴りの軌道で、途中から前蹴りに変える等。
前蹴りでも通常の蹴りの軌道では読まれやすくなったので、斜め状に蹴る三角蹴り、三日月蹴り等の変化が生まれました。
回し蹴りでも同じように軌道を変えた蹴り方が研究されるようになりました。
オレオレ詐欺も、振り込め詐欺、成りすまし詐欺とだんだん手口が巧妙化されていったのと同じですね(^^;)
これからも器用な人は、新しい工夫を加えた蹴りを編み出すかもしれません。
凡人の私には無理ですが。
器用な創造性のある人は頑張って下さい!
押忍!
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