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押忍!日本一を目指す、空手バカ30代の家康です!
数多くの技がある空手ですが、いったいどのくらいの技があるのでしょうか?
本来はもともとの空手は形から始まり、形に含まれている技は数多くあり、流派毎にもちろんそれぞれ違う技が含まれています。
回し蹴り等も本来は存在しませんでした。
近年になって空手は競技化され、競技の中から、本来の空手の技でも有効でない技は姿を消し、代わりに組手競技用に新しい技が開発されたりしています。
そういう新しい変化の技では必ずしも名前が付いていない物、呼び方が統一されていない物もあります。
なので厳密に言えば、試合を行わない形の武術でもない限り、決まった技の体系、技の一覧表のような物はありません。
伝統を重んじる先生と競技を重んじる先生では言い方も変わるでしょう。
ですが、今回はフルコンタクトの元祖である極真会館の技術を中心に、簡単に説明したいと思います。
【空手の技の種類】1、伝統の空手技
(ちなみにここで言う伝統の技というのはいわゆる「伝統派空手(WKF,全空連)」を指すわけではありません。古くから伝わるという意味です。
以前は「寸止め空手」「実戦空手」と区別されていた物が、全空連のクレームにより、別の呼び方が必要となり、便宜上「伝統派空手」「フルコンタクト空手」との呼び方で区別されるようになっただけです。伝統派空手も競技空手です。)
正拳…拳の正面を使う。
裏拳…拳の背面を使う。
手刀…開手の小指側側面を使う。
背刀…開手の親指側側面を使う。
貫手…指先を使い、四本指、二本指、一本指での変化がある。
一本拳…親指、人差し指、中指の第二関節を突き出す打ち方。
鶏口…指先を揃えて突く。
鉄槌…拳の小指側側面を使う。
掌底…掌の手首に近い部分で打つ。
平拳…指先は折り曲げるが掌の部分を広げて打つ。
刀峰…開手の親指と人差指の股の部分で喉を攻める。
弧拳…手首を内側に折り曲げ、手首の硬い部分で打つ。
猿臂(肘打ち)…肘で打つ。
前蹴り…中足で前方に蹴る。
横蹴り…足刀で側方に蹴る。
後蹴り…カカトで後方に蹴る。
膝蹴り…膝頭で蹴る。
これらの部位を使い、幾通りもの攻撃方法がありました。
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【空手の技の種類】2、現在も行われる基本技
正拳…上段突き、中段突き、アゴ打ち。回し打ち、下突き(裏拳に分類される場合もあり)
裏拳…正面打ち、左右打ち、脾臓打ち
手刀…顔面打ち、鎖骨打ち、鎖骨打ち込み、内打ち、脾臓打ち、
肘打ち…上段当て、中段当て、おろし打ち、上げ打ち
(肘打ちは現在は中段当て以外はほとんどされていないと思われる)
前蹴り…かつてはこれも上段、中段で分けていた時期もあったと思われる。
前蹴上げ…前蹴りとは違い、足を伸ばしたまま蹴り上げる。
外廻し蹴り…足を伸ばして外側から回す。
内廻し蹴り…足を伸ばして内側から回す。
金的蹴り…試合ではもちろん反則だが、古い武術としての時代では、これもれっきとした技として練習されていた。
膝蹴り…正面に膝で蹴り上げる。
横蹴り…足刀で側方に蹴りこむ。
横蹴上げ…横蹴りとは違い、足を伸ばしたまま蹴り上げる。
関節蹴り…膝関節を足刀で蹴る技で、当初は反則技ではなかったが、怪我人が出たため、後に試合では禁止になる。
回し蹴り…以前は中足の蹴りと背足の蹴りを分けていた時期もあったらしい。
後ろ蹴り…カカトを使って後方に蹴りこむ。
また古い時期には弧拳打ち、カカト蹴り等も基本で練習されていたと思われる。
現代では試合に使えない物も多いので省略される技も多いと思われる。
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【空手の技の種類】3、現代組手の技
正拳…直突き、下突き、胸元へ落とす突き、レバー打ち、鎖骨打ち等の変化がある。
前蹴り…かつては三角蹴り、三日月蹴り等の変化も生まれた。
横蹴り…試合で使う選手は少ない。
後ろ蹴り…正面の相手に対して180回転して蹴る方法が主流。
膝蹴り…現在では正面だけでなく、横から回す膝回し蹴り等の変化もある。
回し蹴り…本来は中足で蹴るが、現在は背足、スネで蹴るのが主流。後ろ回し蹴りに対して、前回し蹴りという言い方をする人もいる。
後ろ回し蹴り…後ろ側から回転して蹴る回し蹴り。
胴回し回転蹴り…前方に回転して蹴る技。
跳び蹴り…今でも使われるのは跳び後ろ蹴り、跳び後ろ回し蹴り、跳び膝蹴りくらいか?
古い時期では二段蹴り、跳び足刀を使う人もいた。
大山倍達の三角跳びは目撃者がいないので不明。
カケ蹴り…フルコンタクトでは滅多に見ない蹴り技である。
カカト落とし…アンディ・フグが使い出し、現在はメジャーな技となった。
ブラジリアンハイキック…塚本のマッハ蹴りも同様の蹴りと言われる。
裾掴み蹴り等の変化技を使った人もいる。
内廻し蹴り…内側から弧を描いて蹴る。膝のスナップを使う場合もあり。
外廻し蹴り…外側から回して蹴る。
子安キック…カポエイラの動きをヒントにした片手逆立ちの蹴り。
下段カカト蹴り…ヴァレリーが多用したため、ヴァレリーキックと呼ばれる場合もある。
大車輪?…と呼ばれたか、側転をして蹴る選手もいた。
ざっと簡単に紹介しましたが、もっと具体的に技を知りたい人は、空手の古い本から、新しい本まで読み比べてみた方がいいと思います。
古くは突き・蹴りのみでなく投げ技、逆関節技もありました。
極真の試合でも初期は瞬間的な投げは認められていましたが、後に禁止になりました。
(全空連では逆に近年になって、一部の投げが正式に試合の技と認められましたが)
大山倍達が使っていたのは古い伝統技で、新しい技は出来ません。
時代と共に技は変化していきます。
押忍。
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