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押忍!日本一を目指す、空手バカ30代の家康です!
今回は顔面攻撃が認められるグローブ空手についてお話したいと思います。
【グローブ空手】1、グローブ空手の始まり
フルコンタクト空手は1970年代、極真空手のブームによって広まりました。
ですが、その一方で手による顔面攻撃がない事で実戦的ではないとの批判もありました。
それにより顔面攻撃を認めたルールを安全に行うためにグローブを着用して行うグローブ空手が生まれました。
新空手と名乗る団体がその競技を行ってきましたが、後に正道会館がグローブ空手に参入し注目を集めました。
その延長で正道会館がK-1Grandprixというプロ興行を興してブームになった事は皆さんもご存知ですね。
そうです、グローブ空手は本来、空手最強の夢を実現するために始まったのです。
極真は口では最強といいながら顔面攻撃をしない、という批判により、悔しい思いをしてきた人たちが始めたのです。
佐竹雅昭も当初は世界の一流のキックボクサーに勝利し、空手家に夢を与えてきました。
(全盛期を過ぎた頃にK-1がブームになったのが皮肉とも言えますが…)
数ある空手のルールの中で最も実戦に近いという意味ではやはりグローブ空手になります。
しかし「空手は素手の武術」という意味では、グローブをつけた空手家はおかしいとか、「グローブ空手」という名称自体が矛盾しているという指摘もあります。
確かに空手の意味を問われた時はアイデンティティに悩む所もあります。
しかし空手最強の夢を失わないためにグローブ空手はやはり貴重な存在であり、普及させていく価値があるのではと思います。
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【グローブ空手】2、キックボクシングとの違い
そしてまたグローブ空手は「道着を着たキックボクシングだ」と揶揄される事もあります。
キックボクシングの方が先に競技として確立して一般的に認知されているため、それは仕方ない一面もあります。
もちろんグローブ空手を始めた当事者はそのような声をかわすためにキックボクシングとの差別化を図った独自のルールを模索しました。
キックボクシングのラウンド制とは違い、従来のフルコンタクト空手と同じ本戦3分間、差がつかない時のみ延長戦を認める方式です。
またアマチュアのための試合でもあるので、比較的危険な首相撲、肘打ちも除かれました。
具体的な違いとしてはキックボクシングが長丁場のマラソン的な試合である事に対して、グローブ空手は短距離走的な短期決戦の試合という事です。
そのためグローブ空手はキックボクシングほど、棒立ち気味でペースを考えながら長い攻防を行う事はなく、勢いのあるラッシュが目立ちます。
「実戦では時間制限がない」と主張する人もいますが、むしろ短期決戦の方が実戦に近いと言えると思います。
なぜなら実戦では「怒り」の感情から始まるもので、試合のときとは精神状態が違います。
怒って戦うのがケンカ、実戦であり、怒らないで戦うのが格闘技です。
実戦では短時間で勝負を決める事が重要で、時間をかけてペース配分をして戦う事はありません。
瞬発力を使い、より短時間で相手を倒す技術が重要です。
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【グローブ空手】3、グローブ空手の未来
ですが現在、グローブ空手はキックボクシングのアマチュア版競技のような扱いを受ける事があるのは寂しい限りです。
実は早い時期(1962年)に日本拳法空手道(山田辰夫)がグローブ空手の試合を行っています。
当時、その競技が普及、継続する事が出来なかった事が実に残念です。
その時から普及させる事が出来れば、グローブ空手がキックボクシングの二番煎じ的な扱いを受ける事はなかったでしょう。
まあ山田辰夫はキックボクシングの創始者でもあるのですが、当時ではキックボクシングという名称の競技の方がウケたという事でしょうか。
キックボクシングの選手の多くは空手出身者だったのですが、名称を変えてはやはり空手ではないという事になります。
現在はK-1のブームも去り、新空手の競技人口も減少してグローブ空手が下火のようです。
グローブ着用とはいえ、顔面を強打する競技なので、やはり一般的には普及させずらいのかもしれません。
しかし現在はボクシングの小学生の試合もあるそうですから、グローブ空手も決して危険ではなく、大衆に広まる競技になってほしいと願うばかりです。
押忍。
こちらにグローブ空手の動画を紹介しておきます。
顔面なしのフルコン空手と比べて、かなり実践的なのがわかりますね。(ほぼ喧嘩(汗))
[youtube id=”CX2KuMzyqk8″]
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