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押忍!日本一を目指す、空手バカ30代の家康です!

今回はサバキについてお話したいと思います。

【空手のサバキ】1、芦原カラテから始まったサバキ

私は空手が好きでしたが、実際に人と殴りあうのは嫌でした(^^;)

そして従来の空手とは違う、オリジナリティのある新しい空手をしたいとも思っていました。

そんな時にたまたま書店で見たのが「実戦!芦原カラテ」だったのです!

それまでの空手の本とは違って、連続写真やイラストが豊富で、見るだけでも楽しい本でした。
技の写真を見るだけでもカッコよくて面白かったのですが、読み進めていくと、「サバキとは?」という、新しい技の説明があり、それがすごく合理的に思えました。

お互いに正面から殴り合う物と思っていた空手が、そうではなく、相手のサイドやバックを取り、相手から打たれず、有利なポジションから攻めるという内容でした。

それを具体的な技術として確立していました。
図1 (15)

これは確かに空手でも画期的な発想による物ではないかと思いました。

後に改めて見た劇画「空手バカ一代」でも、芦原英幸がサバキを使う描写もありましたし、昔から芦原英幸がそういう技術を使っていたのはよく知られていたという事でしょう。
おそらくリアルタイムで「空手バカ一代」を見た世代の人たちは「実戦!芦原カラテ」を見て、「これが芦原英幸の技だったのか!」と目に鱗ではなかったかと思います。
その後、独立した円心会館の二宮城光は「サバキチャレンジ」という大会を開き続け、芦原会館以上にサバキに拘っていましたし、サバキは確かにオリジナリティのある魅力的な技術であったと思います。



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【空手のサバキ】2、合気道と類似する円の動き

円の動きを重視するという点では、合気道とも共通点があります。

芦原カラテの基本のステップ、四つのラインは、合気道の転換や転身で使われる体捌きとも共通しますし、裏投げは合気道の正面入り身投げ、巻き込み投げは回転投げに類似する動きです。

私が知っている合気道の先生も芦原カラテについて「あれは合気道と同じですね」と言っていました。

図2 (11)
大山倍達も円の動きを強調していましたが、芦原カラテのサバキの方がより具体的で有効な技術として確立していると思います。
合気道も殴り合いの嫌いな人が集まる武道という感じがしますが、芦原カラテも「サバキ」という技術により、「空手はやりたいけど、殴り合うのはちょっと…」という層を取り込む事が出来たのかもしれません。

ただケンカ十段の空手なので、それなりに闘争心のある人もいたとは思いますが(^^;)



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【空手のサバキ】3、実際にサバキを使うには

しかし以前の芦原会館ではサバキの形の稽古のみで、試合を想定した稽古をしていなかったので、このサバキが実際にはどのくらい使えるのか疑問に思った人もいるはずです。

芦原英幸は実戦の中で自然にサバキの動きが身についたのでしょうが、そうでない普通の人がサバキの形だけを学んでも実際に使うのは難しいとも思います。

同じく芦原道場から独立した正道会館の石井館長は「サバキを知れば、サバかれない攻撃の仕方も分かる」と言っていましたが、正にそうだと思います。
どんな技でも、相手がその技を知らなければ、容易に決まるものですが、その技を知られてしまったら、相手もその技に対しての免疫が出てくるので、なかなか決まらなくなります。
サバキの場合で言えば、素人のケンカのように、ただ前に突っ込んでくる相手に対しては使いやすいですが、ヒット・アンド・アウェイを使う相手には決まりません。

ボクシングの進化の歴史と同じような物ですね。

むかしベアナックル時代のボクシングでは、フットワークは使わず、男らしく正面から殴りあうスタイルでしたが、その後、フットワークを利用して時間をかけて連打で攻めるスタイルになりました。
近年の芦原会館では東京の西山道場を中心として、各種フルコンタクト空手の試合によく出ていますが、あくまでフルコンタクト空手のルールの中での闘いでは、他の流派とも特に変わらないスタイルです。

技術は試合ルールに合わせて変わり、進化していくものですからやはりそういう物でしょう。

サバキは実戦の一局面では有効だと思いますが、全局面的な技術ではありません。



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【空手のサバキ】4、三人組手の有効性

しかし芦原カラテの「3人組手」の技術はとても参考になると思います。

同時に一人で3人相手に闘う場合の技術ですが、なるほどサバキはこうゆう局面で有効なのかと思いました。

一人で3人以上の相手と闘うという発想は他の格闘技にはなかなか見られません。

図3 (11) 図4 (5)
クラブマガ(イスラエルの実践護身術)等ではそういう場面を想定した身内でのマススパーリング等をする事もあるそうですが、このような場面でサバキは有効なのではないかと思います。

護身術という意味では、やはり試合の技だけでは不十分な所もがあります。

実際には競技化出来ない様々な場面があるからです。

3人組手によるサバキのトレーニングを、試合用の練習に補完する事で、より空手の技術が有効な物になりうるように思います。

押忍!

芦原空手のサバキの実践動画

 

[youtube id=”LxmDEFZl7pc”]



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