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押忍!日本一を目指す、空手バカ30代の家康です!
今回は空手とテコンドーの後ろ回し蹴りについてお話してみます。
後ろ回し蹴りはむしろテコンドーで使われる事が多く、ある人なんかは「空手の後ろ回し蹴りはテコンドーを真似した物だ」等と言う人もいます。
実際は、まだ日本ではテコンドーの情報がほとんどない芦原英幸の時代から使われていたと言うので、そんな事はありません。
まあ、通常の回し蹴りを逆の軌道で蹴るという発想を持てば、誰でも考えうる技と言えると思います。
1、ルールによる蹴り方の違い
以前の「上段回し蹴り 空手とテコンドーの違い」でも述べましたが、ポイント制のテコンドーとノックダウン制のフルコンタクト空手では、蹴り方が変わります。
ポイント制では遠い間合いから早く蹴ること。
つまり、技の伸びとスピードが必要になります。
フルコンタクト空手のような顔面攻撃無しでのノックダウン制では、逆に近い間合いになり、相手をダウンさせられるパワーが必要となります。
それは他の攻撃、後ろ回し蹴りにおいても同様です。
先ずはそれぞれのルールの中での有効な技だと思って下さい。
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2、テコンドーのルールでは蹴り技が使いやすい
またテコンドーではカウンターも発達しています。
相手の技に後ろ回し蹴りを合わせる事もしばしばあります。
それはテコンドーのルールでは、攻撃はみな腰から上の蹴りだとパターンを把握しているので、カウンター、合わせ技を合わせやすくなります。
ボクシングでも攻撃は手技に限定されているので、相手の攻撃パターンは読みやすく、カウンターを合わせやすいですね。
それにより見た目にも華麗で凄いカウンターの技が決まる事もしばしばあります。
限定された技の攻防により生まれる高度なカウンターの技術が、テコンドーの特徴だと思います。
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3、空手では突き技との連携が必要
しかし攻撃の範囲が比較的広いフルコンタクト空手では、ちょっと難しくなります。
(ましてや総合格闘技ではもっと無理でしょう)
ポイント制ではなくノックダウン制のため、一発で技を決めるのは非常に難度が高いため、連続攻撃が主体となります。
特に、フルコンタクト空手では中段突きを多用し、蹴りにつなぐパターンが多いです。
中段突きは必ずしもダメージを与える事を目的とした物ではなく、蹴り技への繋ぎのために使ったりします。
中段突きにより相手を押したり(あからさまに押したら反則ですが)、相手の体勢を崩し、相手の位置を調整して、大技の上段蹴りにつないだりします。
常に動き回る相手に大技を決めるのは難しいので、中段突きや下段蹴りで相手の位置を調整したりします。
それにより後ろ回し蹴り等も狙いやすくなります。
ただかつての松井館長のように一部のセンスのある人は上手く使いますが、多くの人にとっては使いにくい技かもしれません。
それでも空手でもっと多くこの技を見たいものですね。
押忍!
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