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押忍!日本一を目指す、空手バカ30代の家康です!
2020年の東京オリンピックで空手が種目入りを果たせる可能性が高まっている事で関係者が頑張っている今日この頃ですので、今回は空手のオリンピックについてお話してみたいと思います。
【空手とオリンピック】1、オリンピックになるために
空手は世界に広く普及し、多くの競技人口を持つ事で、以前からオリンピックの可能性について論じられる事がありました。
しかし問題点は多くの団体が乱立し、統一されてない事でした。
幾つもの世界選手権大会が開かれ、何人もの世界チャンピオンが出てくる世界ですから、どれが本当の世界大会なのか?誰が本当の世界チャンピオンなのか?と文句をつけられるのは当然で、結局、団結して活動した韓国のテコンドーに先を越されてしまったのです。
伝統派では近年になってWKF(世界空手道連盟)という一応は統一した組織を作り、IOCの承認団体となり、IOC後援のアジア大会、ワールドゲームズでも何度も大会で行われた実績により、やっとオリンピック入りのチャンスが巡ってきたのです。
たしかにオリンピックの種目入りを果たせば、一気に競技の認知度、ステータスも上がり、スポンサーもつき、大きなメリットがあります。
西洋から始まったオリンピックで、ボクシング、レスリングはもともと種目としてあったのですが、1964年の東京オリンピックで柔道が種目入りをし、2020年の東京オリンピックで空手も種目入り出来れば、本当にすばらしい事です!
日本の武道文化が西洋の格闘技を越える物として是非、実現してほしい物です!
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【空手とオリンピック】2、JFKOについて
近年、新極真会が中心となって200以上の流派が集まって全日本フルコンタクト連盟(JFKO)が結成されました。
(最大手の極真会館松井派は加盟していませんが)
フルコンタクト空手もオリンピックの種目として認められるために始まった活動だそうです。
この連盟は公益社団法人にまでなったと言います。
かつて分裂を繰り返していたフルコンタクト空手ががこれだけ団結するようになったのは驚きです。
時間が経ち、世代が変わる事で、前の世代の対立より、お互いの未来のために協力し合おうという意識に変わってきたからでしょうか、これ自体は素晴らしい事だと思います。
もともと海外ではもっと早くまとまっています。
しかし日本ではこれがもっと早く結成されて活動を始めていれば…、というのが正直な所ですね。
今から始めても2020年のオリンピックには絶対間に合いません。
それどころか、内定が決まりつつあるWKFの空手の足を引っ張りかねないので、慎重になってほしいとも思います。
WKFの空手はアジア大会、ワールドゲームズでも何度も行われて実績を作っていますが、フルコンタクト空手は皆無です。
そのような状況から直ぐにオリンピック種目入りを唱えるのは虫が良すぎるというか、不可能な話ですね。
極真の松井館長はそれが無理だと分かっているので、最初からWKFルールでの参加を表明しています。
しかし今からでも地道に活動を続け、2020年は無理としても、遠い将来にフルコンタクト空手が種目入りをする事が出来れば、素晴らしい事だと思います。
レスリングは2種のルール、フェンシングは3種もあります。
空手ももっと早い段階で組織がまとまり、2種のルールが並行して行われる状況になっていたら…とつくづく思ってしまいます。
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【空手とオリンピック】3、オリンピック種目になる難しさ
これだけ大きくなったオリンピックですから、種目入りしたいと願っているスポーツも多くあり、それを勝ち抜くのは容易ではありません。
例えば、お隣の中国では、中国武術(カンフー)をオリンピック種目にしようと国家が力を入れていました。
1990年の北京アジア大会で武術(国際語ではウーシュー、日本では何故か武術太極拳という名称になっている)が種目入りをし、継続してアジア大会の種目として、またワールドゲームズの種目にもなり、実績を作ってきました。
そして2008年の北京オリンピックには絶対に種目入りを果たすという意気込みで頑張っていましたが、結局落選してしまいました。
しかし中国はオリンピックの期間中にオリンピックの施設を使って「北京武術トーナメント」とか何とか言う大会を同時に行い、オリンピックの種目と見せかけました。
もちろん本来はやってはいけない規約違反です。
ある新聞では「ニセモノオリンピック」と揶揄されました。
ともかく、ここまで力を入れて実績を作ってきたのに、結局落選してしまった厳しい現実。
空手もそうならない事を願うばかりです。
たとえ一時的に種目になっても、すぐに外されないよう、永続的な種目としてあってほしい物です。
皆さんも空手のオリンピック種目入りに期待して下さい!
押忍!
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