伝統派空手は実戦で弱い？

良則

押忍！空手バカ30代の良則です！

38歳でまだ悪あがきをしている空手家です。

【空手と実戦】「実戦、実戦」とカンタンにいうけど・・・

空手の実戦とは？

簡単に考えると、空手を使って人と闘うことでしょうか？

よく言われるのですが、フルコンの人は常に打撃を前提に突きや蹴りを鍛えているのに対し、伝統派はカタチの練習だけで、人を倒せるのか？

何も理由がなく、人を実戦だといって、殴りつける人はいないと思います。

現代社会において、実戦とは、突然の出来事ですよね？

【空手と実戦】実戦は突然に！？

通常生活をしている範囲ではそんな事態に陥ることはそうないように思います。

実際、私の周りにいる人もそんな目にあったという人はいません。

確かに若い時にチンピラに絡まれて、数人を一気に倒して逃げた（賢明な判断ですね）という人はいますが。

よく、フルコンと伝統派どっちが実践では強いという話になり、「パワーなら当然、フルコン。でも伝統派のスピードにはかなわないよ」といった、タラレバ論争は、ちょっと格闘技をやった人、またやっていない人でも格闘技好きの居酒屋トークで繰り広げられる、楽しみですね。

人間は想像の動物ですから、あれこれを題材に、あることないことを作り上げて楽しむことができます。

しかし、真剣にその道を究めようとしている人には、あまりそういう想像の話しには与（くみ）しないようですね。

【空手と実戦】実戦好きの人は・・・

私が知っている範囲では、こうしたタラレバ話しをして熱くなる人は、ちょっと空手や格闘技をかじった人（自分ではあまり汗を流さない人）、大会にはあれこれ理由をつけて出ない人、昇段審査はなるべく受けずに、「推薦」や「申請」といった方法で（良く制度を熟知している）取得する人・・・が多いように思われます。

つまり、それこそ、「実戦」が嫌いな人のようです。

【空手と実戦】実戦にあわないためには？

突発的に空手の技を繰り出してしまわなければならない事態に遭わないようにする「立ち振る舞い」というものがあります。

人前で大きな声で自慢話などしない。

風紀の悪いところへいかない。

争いごとが起きないよう、人の話は良く聞き、自分の意見を相手が気分を害さないように伝える。

身なりを整え、言葉遣いにも注意する。

そうした中ででも、突発的に、使わざるケースに遭遇したら、最低限の技で対処するのが良いでしょう。

これまでの経験では、大きな声、素早いバックステップ等が有効です。

実戦になった時、相手が素手とは限りません。

また、１人とも限りませんし、場所も路上であったり、ものが置かれている、坂道、段差がある等々。

落ち着いて脱出路を確保し、冷静に対処することが大切です。

けっして、相手が弱そうだから、ここで叩きのめしてなどと考えてはいけません。

特に伝統空手をやっている人はスピードがありますし、余裕を持ってまわりを見渡し落ち着いて行動すれば、こうした事態から脱出できるはずです。

押忍

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