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良則良則

押忍!空手バカ30代の良則です!

38歳でまだ悪あがきをしている空手家です。

【空手の形】特徴ある空手の立ち方が形にはたくさん

空手の形についてお話しをさせていただいています。

今回は特に立ち方についてです。

「形ってへんな立ち方するよね」という声が時折聞こえてきます。

例えば、足を交叉して立つ、「交叉立ち」。片方の膝の後ろにもう片方の膝頭を付けて立つ「添え立ち」。片足を上げて止まる「片足立ち」「鷺(サギ)立ち」等々こんな立ち方は現在の組手のシーンでは、まったくみられませんね。

「片足立ち 空手

そんな姿を見た元気な輩からは、「何であんな立ち方をするんだろう」「バッカじゃね~」「ぜんぜん使わない技を教えて、なんの役に立つの」「形なんか意味ね-ちゅうの」・・・

これらは私が耳にした言葉です。さてさて、どうなんでしょうか?



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【空手の形】スポーツ空手では味わえない空手の極意が形に

まず、空手とはどんなものなのか?

今、選手として頑張っている若者は、「空手=8メーター四方のコートの中でやるもの」とスポーツとなった、試合のスタイルをみて「空手」と思っているのでしょうね。

いろんな格闘系競技でわかりやすいのはレスリングのような気がします。

足を取ったので○点、後ろに回ったので○点と細かくルール化されています。

でも生死をかけた勝負ではそんなの関係ないですよね。

後ろに回られれば不利ですが、それだけでは命が取られるという気はしません。

柔道にしても、生死をかけた闘いではなく、ポイントを争う競技となっていますね。

柔道で、きれいに投げられて1本取られても、受け身をキチンとすれば、また立ち上がって相手にむかっていけそうです。

最後は締めで落とすところまで行かないと生死をかけた勝負とは言えないでしょう。

よく、「最強の人間は誰だ」「人類最強決定戦」とかいう興業が行われることがありますが、どうなんでしょうか?

「UFC

私は、よく例を挙げて言う時に、「最強の者はマラソン選手」と言う場合があります。

その場合のルールは「素手で相手を倒す」だけ。試合場はどこでもOK。

ということであれば、スタミナのあるマラソン選手が、追われても追われても捕まらず、野山を駆け巡って逃げ回り、追い疲れ果てて、フラフラになった相手を、ガケから突き落として勝つことだって可能だからです。

これは1つのたとえ話しですが、勝敗のルールによって戦い方は大きく違ってきます。
リングの上でそこから出られないとなれば、マラソン選手は、最弱の方に入ってしまうでしょうね。



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【空手の形】空手の強さは組手試合では計れない?

さて、空手に話しを戻せばどうでしょうか?

空手の強さを計るために組手試合があると思います。8メートル四方で相手は1人。
目つぶし、頭突きなし、貫手攻撃なし、金的攻撃なし・・・。安全性を考えたら、そういうルールになりますよね。

ですから、空手の強さは組手試合だけで計れるものでしょうか。

さっき話したような条件であれば、マラソン選手のような者が最強となり、リングの上では、多少突きや蹴りを食らっても倒れない体型をした者が勝者となるでしょう。

つまり、組手で強弱を決する、勝敗を決めるのはその与えられたルールの中での勝負だと言うことです。



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【空手の形】形にこそ空手の本質が表されているのでは?

形は空手の本質「徒手空拳で身を守る」と言うことから考えると、四方八方に囲まれた中で、相手からの攻撃を避け、捌き、防ぎながら、鍛え上げた突き、蹴り、打ちを持って相手を倒していくさまを表したものです。

「複数相手の喧

あらゆる条件を様々なケースに当てはめて。

形では、1人の相手に対してジックリと向き合っての攻防はありません。飛び込んで一撃で相手を倒して次にむかわなくてはなりません。

全身の力を一点に集中する。一撃必殺でなくてはなりません。

組手試合では使うことのない技がどんどん出てきます。

例えば、前屈立ちで突きを極めるのが通常であっても、前方の相手に対している時に前屈立ちの後ろ足をそのままにしておくと、他の相手に攻撃されそうな場合は、足を引っ込めておく必要がありますね。

例えば、平安4段の13挙動、右 裏拳縦回し打ちなど。

【空手の形】立ち方にはその理由が

交叉立ちで、縦回し打ちを裏拳で行う場合、右前屈立ちでも良いわけですが、あえて交叉立ちで行うことで、後ろの敵からの防除と全身の力を裏拳に集中することができます。

「交差立ち」

後ろにいた敵にすれば、前屈立ちの後ろ足がサッと消えることで、攻撃をおもいとどませる効果もあります。

交叉立ちは、両足で立つことに比べると不安定となります。

不安定ということは転びやすいということです。空手で転ぶことは危険に身をさらすことになります。
したがってなるべく転ばないように闘う必要があります。

その中で、もし転ぶ必要があれば、すぐに立ち上がれるように転ぶことが肝心となります。

道場でやってもらいたいのですが、交叉立ちから後ろに転ぶと、コロッと一回転して膝立ちの体勢になりやすくなります。

前の相手に最大の攻撃をかけ、後方の敵の攻撃から自分の身を守りながら、いざとなったら後ろに転ぶように一回転して前方に敵との間合いを取る、という立ち方が、ここでの立ち方となります。

【空手の形】形にある立ち方を味わおう

このように空手の形では、日頃使わない立ち方が出てきますので、教本の行間も読み込んで練習すると一段と空手の奥深さが出てきますので、研究してもらいたいものですね。

押忍



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