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押忍!空手バカ30代の良則です!

38歳でまだ悪あがきをしている空手家です。

◆多くの流派で使われている「平安」形

多くの流派で取り入れられている、初級・入門の形として「平安形」があります。

松濤館では「平安」を「へいあん」と発音していますが、和道や糸東の流派等では「ピンアン」と発音しています。

この平安形は剛柔系を除いて大半の流派で行われています。

平安形は初段から5段まで5種類の形がありますが、松濤館と他の和道や糸東等とでは順番が違っています。

松濤館の平安初段が和道・糸東では2段となります。

こうした流派で最初に習う形が平安となります。

松濤館ではその前に太極という形を行うのが最近増えています。



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◆平安は新しい形

平安形は明治時代に作られた形です。

通常、空手の形は誰が作ったというがわからない、いわば作者不明のものでした。

それには、物語がついていて、クーシャンクー(観空大)は、時の王子様で月夜に多数の暴漢に襲われた際に相手を倒し、身を守ったというというもの。

ジオン(慈恩)はお坊さんが仏の慈悲を広めるために、辺境に出かける際に身を守るために、また長い旅をしていく上で必要な体力を養うために行った形・・・等々というようなものです。

また、珍しい空手の技を集めたチンテ(珍手)、敵の要塞を打ち破るような勢いのある形としてバッサイダイ(抜塞大)という形の特徴から名付けられたのか、名前から発想して技の解釈に理由付けしたものかわからないものもあります。



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◆平安は初級者用・・?

平安はそうした昔からある形の入門編として作られたものです。

記録によると、明治10年代には存在し、作者は糸洲恒といわれています。

その原型には、「チャンナン」という形があったとされていますが、現在は「チャンナン」という名の形は残っていません。

空手は沖縄県立第一中学校(現在の首里高校の前身)、沖縄師範学校の体育の正課として取り上げられています。

しかし、それは学校体育の一部で行われたものですから、空手を体得するような練習は行われなかったものと思われます。

したがって、沖縄に古くから伝わる形をジックリ行っていることはできません。

古来からある空手の形を、体験できるように形のエキスをちりばめた簡単な形として、5つの平安形になったものと考えられます。

 



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◆平安形をやりつくして

形の練習、まずは平安形というのは理にかなった練習法と言えると思います。

スポーツ上達のカギは、簡単なものから難しいものへ、ゆっくりした動きから速い動きへ、軽いものから重たいものへという原則があります。

空手の形の上達法としても、まずは平安形をしっかり行うということが大切だと考えます。

もう平安形は覚えたからいいや、新しい形やりたいという子供のちょいちょい出てきますが、そういう子には、平安形の連続演武・トレーニングで技を磨くことをおすすめします。

また、逆バージョンの練習もおすすめです。

押忍



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