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押忍!空手バカ30代の良則です!38歳でまだ悪あがきをしている空手家です。」
◆WKF 新ルール 2017
今年、2017年1月1日から、WKF(世界空手道連盟)のルールが変わりました。
内容は、今後文書化され全空連(全日本空手道連盟)、県空連、地区空連へと伝達されるようです。
今の時代ですからその概要はインターネットを通じて入手できますので、どのように変わったかは興味のある空手家はすでにご承知のことと思います。
今回の変更は引き分けの時の勝敗の決め方、残り10秒でペナルティーが変わっていたのですが、これを10秒でなく15秒にするというもの。
そんなに大きな変更ではないように思いますが、全空連では試合運び等で少なくない影響が出るといっています。
先日、審判講習が行われて行ってきたのですが、講師は試合に影響が出ると強調していました。
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◆センシュ?選手?先取?
まず、最初の変更、引き分け時の勝敗の決しかたですが、先にポイントを取ったものが勝者となるというもの。
これまで、赤2ポイント、青2ポイントであった場合は旗判定でどちらかの勝ちが決まったわけですが、今度は先にポイントを取っていた方が自動的に勝者となるというものです。
いかにもヨーロッパの合理性というかわかりやすい判定と言えますね。
「2対2、さー旗判定はどうなるか」という期待感、ハラハラ感はなくなります。
審判のポイント以外の判断はいらないというもの。
つまり、観客にしてみれば、ポイントがあるかないかは掲示板でわかるのですが、試合の内容は空手に精通していないとわからないもの。
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◆ただ攻めていればいいのか?
例えば、赤の選手が、果敢に攻めるが、技が拙攻でありぜんぜんポイントを取れるものなっていない。
それをかいくぐって青の選手の返し技がいいところまでいくのだが、今ひとつでポイントになりきらないが、青の選手が技術的には優っている。
というケース。
審判席でしっかり見ていれば十分わかることですが、観客席からみているものからは、いかにも赤の選手が優勢に見える場合があります。
そこで、旗判定。
パッと一斉に青の旗が揚がる。
観客席からは「エー」とため息、ブーイング。
そんなのを防ぐには、ルールを変えて、同ポイントなら先にポイントを取った方が勝ちとしてしまえば、観客にわかりやすいしブーイングも出ないだろう。
という発想ではないかと思います。
また、旗判定という手間も省けますし。
そうなれば、同じポイントを取るなら、早く取らなくてはならないとばかり、試合開始から白熱した試合展開になるのではないか。
また、後ろの残り10秒でペナルティーが重くなっていたルールも変えて、15秒にし、ポイント優勢者の逃避を避けよう、最後まで白熱した試合が行われるようにというものでしょう。
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◆空手の技で相手を倒せるものを
ここには、何が試合を決めるのかという視点が抜けているような気がします。
蹴りは3ポイントだから、多少突きを食らってもいいから蹴りを出す。
相手の出方を見るために、慎重にしていると警告が来る。
時間が迫ってくれば、やっているふりをして時間を稼ぐ。
となれば、武道精神というか、命のやりとりを真剣に行うのではなく、ポイント取りゲームのようになっているのではないでしょうか?
見ている観客に対するわかりやすさのサービスでなく、真剣に空手に取り組む選手を主役にしたルールにしていかないと、選手がかわいそうに思われます。
押忍
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